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【時事】「視聴者が何を求めているか」と「メディアが何を報じるべきか」が乖離している

フリージャーナリストの志葉玲氏は、「日本のマスメディアは、全体的にもっと本来の意味でのニュース、ジャーナリズム的な報道の割合を増やすべきではないのか」ということを指摘しながらも、そのような報道が視聴者から求められていないことも指摘しています。

 日本が今、様々な深刻な問題に直面している中で、これまでの通りに、マスメディア、とりわけテレビが刹那的な芸能ニュース、タレントのスキャンダルに埋め尽くされているのは、まずいのではないだろうか。問題はテレビ等にとどまらず、Yahoo!など主要ニュースサイトの閲覧ランキングでも、上位は「SMAP」「ベッキー」関連。結局のところ、マスコミを「マスゴミ」にしているのは、視聴者であり読者である。政治家のレベルが有権者のレベルであるように、メディアの質も視聴者・有権者の質なのだ。出典: SMAP解散危機、ベッキー騒動は「ニュース」なのか? | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

「テレビ局では、リアルタイムで視聴率をモニターしているんですが、ニュース番組中、戦争のことをやると、見事にそこだけ視聴率が落ちるんですよね...」という引用も象徴している通り、視聴者が国際問題などに関心を示さないというわけです。

これはテレビだけでなく、インターネットでの検索事項も、外国にくらべて、日本はアニメ関連や芸能関連の検索が圧倒的に大きくなっています。

取り上げられているニュースがくだらないという時は、そのようなニュースが視聴者から求められているということも知る必要があるわけです。

 あえて、強調するが、マスメディアの中にも、ジャーナリズム精神を持った有能で良心的な記者やディレクターは確実にいる。だが、彼らが十分、やりたいことをやれず、そのジャーナリストとしての能力を発揮しきれないのは、彼らだけの問題ではなく、間違いなく視聴者や読者側の問題でもある。より多くの人々が社会的なテーマや政治、国際情勢に興味を持ち、良心的な仕事ぶりにはエールを送るなどをしたら、日本のメディアはもっとマシになるのではないだろうか。メディアは単に批判するだけのものではなく、育てるものでもあるということを、多くの人々に考えていただければ、と願う。出典: SMAP解散危機、ベッキー騒動は「ニュース」なのか? | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

だからと言って、マスメディアが視聴率が取れる報道に偏っていいのかという問題もありますが、「視聴者が何を求めているか」と「メディアが何を報じるべきか」が乖離しているという現状を、視聴者側も認識しておく必要があります。

と同時に、「メディアが何を報じるべきか」に視聴者が求めているものを誘導していく方策を、メディア側も考えていく必要があるとは思います。